土曜日, 2月 10, 2007

鈴木君枝(大杉君枝)さん、安らかに

今月2日早朝、日本テレビのアナウンサー大杉君枝(旧姓鈴木君枝)さんが自宅マンションから飛び降り自殺した。この一報を聞いたとき、私は耳を疑った。え、どうして? 自殺なんかするような人にはとても思えないのに・・・。このことについて、いつかは書かなければと思っていたのだが、私自身もショックだったので書くのを控えていた。

鈴木君枝(旧姓の方が馴染があるので)は立教大学社会学部卒業後、1987年に日本テレビ入社した。当時の日テレはフジ、TBS、テレ朝につぐ第四の放送局という不遇の時代だった。そんななかで、彼女は鷹西美佳とともに『ルンルンあさ6生情報』を担当して、午前7時前の不毛の時間帯を開拓した。

また『所さんの目がテン!』など数多くのバラエティ番組に出演して、数多くの芸能人と共演して「君枝さんと仕事をするのが一番」と言われるようになり、彼女自身もプロフィールのなかに「敬愛する立川談志師匠に『あんたはいい芸人なれるよ』といわれたこと」がこれまででもっとも感動した体験だったと書いていた。そして、自局の後輩たちから慕われるだけでなく、他局の女子アナからも「君枝ねえさんみたいなアナウンサーになりたい」と敬われていた。

鈴木君枝を死にいたらした「線維筋痛症」という難病。彼女のためにもそして他の患者さんたちのためにも、早急に原因および治療法を解明してもらいたい。

日テレの女子アナの屋台骨を作った、鈴木君枝さん。いや君枝ねえさん、天国からも愛らしい笑顔とキャラクターで下界の後輩たちを見守ってあげてください。

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