金曜日, 9月 28, 2007

変わる学校名、進む共学校・中高一貫校化

先日、タクシーで外苑西通りを走っていると、前方の信号標識に「広尾学園前」という見慣れぬ看板が目に飛び込んできた。「そんな学校、あったか?」とまず思い、そして、目を左に向けると「広尾学園」と書いてある学校があるではないか。あ〜、順心女子学園が改名して、共学化に踏み込んだのだとすぐに悟った。というのも、最近都内近郊では数多くの私立校(特に女子校)が急速に共学校・中高一貫校化になっている。

こうした私学の共学校化、そして中高一貫校化への移行は少子化がその最大の理由である。学校といえども、やはり受験者・入学者がいなければ経営は成りたたない。これまでは女子校として長い歴史をもった学校といえども、女子だけでなく男子を入学させることによって経営基盤はしっかりする。このことは男子校も同様である。また、中高一貫校にすることによって、有名大学受験合格者を増えやすことによって、学校の名声を上げて、これまた経営基盤をしっかりすることができる。

少子化の影響は私立校間および大学間の競争を煽ることになり、私立校は早い時期に優秀な学生を確保し、有名大学受験者を多くすることにより、生き残っていこうとする経営戦略である。学校といえども企業と変わりがないのである。

近年共学化の中高一貫校 <首都圏・私立>
http://eri.netty.ne.jp/data/jr_02.htm

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