木曜日, 6月 12, 2008

たばこ増税より議員削減が先

明日(13日)、国の税収増や健康被害防止のため、たばこ価格の大幅値上げを目指す超党派議員よる「たばこと健康を考える議員連盟」が設立総会を開くという。彼らの目論みは、現在の1箱(20本入り)300円前後の価格を500円から1000円に値上げし、増収分を医療など社会保障費に充てるというものである。

しかし、この安易な発想は非常に怖い。このような発想が許されるならば、たばこの次のターゲットは酒である。その次にはガソリン、いずれは市販されている飲料水にも税金を課すかもしれない。こうした、なんでも税金を取ろうとすることよりも、まず先にやることは自分たちの身を削ることではないだろうか。議員定数削減である。国会議員をはじめとして現在日本全国には5万人以上の「議員」という肩書きをもった人がいる。そして、その5分の1ぐらいは少なくとも削減できるのではないだろうか。

「たばこと健康を考える議員連盟」より「議員を減らすことを考える議員連盟」がなぜ作れないのだろうか。まあ、無理か・・・。

それにしても、10日に行われた「たばこと健康を考える議員連盟」世話人会では、共同代表に中川秀直元幹事長(自民党)、前原誠司副代表(民主党)、北側一雄幹事長(公明党)の政界再編に含みのあるメンバーを選んでいる。「たばこと健康を考える議員連盟」=「禁煙党」になる日があるかもしれない。そうなると、これはこれで怖い。

【追記】私は10数年前に禁煙したノン・スモーカー。

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