金曜日, 7月 04, 2008

北陸の旅(砂風呂にお酒編)

新湊でお寿司と高校野球話を満喫したので、そろそろ本題の酒と温泉に浸かるべく、高岡発城端行のローカル電車に乗った。下校時間ということで、車内は地元の高校生でいっぱいなのだが、それにしても、どこもかしかも地方の高校生のファッション・センスというのは悪いのだろうか。昨年何度も訪れた青森もそうだし、今年2月に訪れた沖縄にしてもそうだが、う〜ん、申し訳ないがみんなダサい。

地方といえども最近の制服は結構バラエティに富んでいる。しかし、その着こなしがもう完全に田舎ルックなのである。というより、だらしないのである。シマリがない。崩して少しファッションぶっているヤツもいるのだが、それでもワンポイントがない。このファッション・センスはどうにかならないのだろうか。それに加えて体型もなっていない・・・。

とか考えているうちに、電車は30分ほどで福光駅に着いた。福光は富山の砺波平野の南部に位置する町で、現在は南砺市の一部になっている。ここはあの天才版画家・棟方志功が1945年に疎開し、その後6年間創作活動を行った地である。現在はその住居跡に「棟方志功記念館愛染苑」が建てられ、多くの作品が展示されている。料金大人300円。駅前にも棟方作品のレリーフが数多くある。

宿泊先とした華山温泉は1982年にボーリングにより源泉が開発された比較的新しい温泉。泉質はナトリウム塩化物泉で、薄緑がかったにごり湯である。ここの名物は建物最上階にある砂風呂である。宿に到着して、お茶を一服してから早速この砂風呂に入った。

ガウンに着がえて約40度に暖められた砂のなかに横たわること20分。額や頬は完全に汗だらけ。う〜ん、気持ちがいい。本当に全身が暖まる。ちょっと病みつきになりそうである。今度鹿児島へ行ったおりには、砂風呂の元祖ともいうべき指宿温泉に行ってみたくなった。砂風呂のあとには、1階にある大浴場と露天風呂に入る。この華山温泉は少し高台にあるために、露天風呂から、砺波平野の散居村を一望することができる。

さて、食事は写真のように、最初のお膳からして期待大の雰囲気。このあとにも、手の込んだ美味しい料理が何品もでてきて、お腹は完全にメタボ状態になる。そして、ここでは織田信長に仕えた戦国の武将・佐々成政の銘をとった「成政」を飲ませもらった。このお酒は地元・福光のもので、キリリとした辛口のキレがある美味しいお酒である。

富山県は全国でも指折りの日本酒の名産地である。立山連峰からの美味しい水と米どころでもあるのだから、当然といえば当然であろう。東京でも比較的手に入りやすいお酒は「満寿泉」「立山」「銀盤」などがあるが、これ以外にも数多くの美酒銘酒が揃っている。なかでもおすすめなのが「三笑楽」。このお酒は五箇山で造られていて、高校卒業後に友人らと五箇山訪れたときに、毎晩飲みまくるほどハマってしまったお酒である。

ということで、今回の旅のお土産として、ある処でチョコチョコときき酒しながら、4合瓶の「三笑楽」を2本、朝日町の「黒部峡」と八尾の「おわら娘」を各1本買ってしまった。富山のお酒については下記のHPを是非ともご参照ください。

写真上:露天風呂
  中:成政
  下:夕食の最初のお膳

ふくみつ華山温泉
http://www.hanayama.tv/

富山の酒
http://www.toyama-sake.or.jp/

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