土曜日, 7月 12, 2008

木造校舎は永遠なり

小学校4年生まで、木造校舎で過ごした。木造校舎は歩くたびに床が軋む音がしたり、床に塗る油の匂いがきつかったり、掃除のときの雑巾掛けがきつかったり、虫が入ってきたり(たまに動物まで入ってくる)と、当時はあまり良い印象がなかった。それでも、階段の踊り場に飛び降りたり、階段の手すりを滑ったりと楽しい思い出も数多い。

しかしながら、こうした昔ながらの木造校舎の小学校は現在、全国に2〜3百ぐらいしか残っていないと言われている。そして、その多くはすでに廃校になっている。そのなかには、町や村の施設として使われていたり、映画やテレビの撮影用に維持されているものがあるが、残念ながら朽ち果てていくものも少ない。

ただ、最近は木造校舎の良さを再認識する運動が起き、耐震構造のある新築の木造校舎が各地で作られている。木造校舎は永遠なり、である。

写真は木曽福島の黒川小学校(廃校)

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