木曜日, 5月 06, 2010

“アウトコール”は応援団のすることではない

ゴールデンウィークは暇にしていたので、家で随分とプロ野球のテレビ観戦をした。最近はプロ野球のほとんどの試合がBSおよびCS放送で観れるようになっている。嬉しいことである。しかい、テレビ観戦をしていて、一番気になったのが応援団のウルサさである。なかでも、あの品のない“アウトコール”を行う応援団はいただけない。

“アウトコール”とは「相手からアウトを取った」という名目のもとに人を馬鹿にしたようなメロディの音楽や声を出すことである。これは応援行為ではなく、明らかに侮辱行為である。本来、応援団のする行為ではない。つまり、“アウトコール”をするとき、応援団は「侮辱団」と化しているのだ。野次やブーイングは個人が行うものであり、組織が行うものではないだろう。

私は“アウトコール”を行う応援団があるチームの試合を観に行かない。なぜならば、それは非常にうるさく不愉快な気持ちにさせるからだ。長々とした“アウトコール”は場内アナウンスを消し、球場の演出や雰囲気をも壊し、試合進行の妨げにもなっている。そして、このことは試合時間を長くしている一因にもなっている。

そもそも、東京ドームなど屋内球場での鳴り物入り応援は禁止してもらいたい。声と拍手だけで十二分に応援は届くし、引っ切りなし続く鳴り物入り応援のために、プロならではの「打球音」や「ミット音」が聞けず、プロの凄みと面白みを消している。

今年も相変わらずの傍若無人の応援団。これでは子供を連れて野球場へいく気にはなれないという親も多いのではないだろうか。日本プロ野球機構は応援団の自覚を促すためにも、まずは下品極まりない“アウトコール”を禁止させるべきである。

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