日曜日, 11月 25, 2012

飲み屋の出入り禁止


先日、行きつけの飲み屋で出入り禁止騒動があった。端的にいえば、酔っぱらいが独言に格好をつけて、他のお客さんたちの会話にチャチャを入れて、そのことに対して店主が怒って、その酔っぱらいを外に連れ出して、結局のところ警官までかけつけて出入り禁止になった。

さて、この出入り禁止ということは法的にはどうなのだろうか。1回の過失で店に入れなくなるというのもちょっと問題があるが、店側としては他のお客さんに迷惑をかける可能性のある人を入れることは、店の評判を落とすことになりかねず、結果的に売り上げを減少させるのだから、出入り禁止という措置は法的に問題ないように思う。

一方で、私は以前あるバーで「うちはバーなんですから、食べることばかりしないで飲んでくださいよ」と逆に文句を言われたことがある。そのバーは奥さんが作るB級グルメが上手いことが評判だったのに、そんなことを言われてもと思い、その日からこっちから出入り禁止にした。店はそれから約9ヶ月後には閉店したが。

まあ、店側が出入り禁止にするも、客側から出入り禁止にもするもそれぞれ自由だが、誰もが後味がよくないことだけは同じである。飲み過ぎには注意しましょう。w

土曜日, 11月 17, 2012

「勝手に決めていく政治」を目指す政党に騙されるべからず


マスコミ操作に長けている橋下徹率いる日本維新の会が、石原慎太郎率いる爺さん議員だらけの太陽の党を吸収合併した。

民主党にしろ自民党にしろ、議員のなかには右から左までいろいろな意見がある。その意味において政党というの野合であり烏合の衆でもある。それがあるからなかなか収拾がつかない。だが、逆にいえばそれが自由な証しでもある。

しかし、今回の合併はどう考えてもおかしい。脱原発(格好だけだろうが)と言う橋下と「東京に原発を作れ」と言ったことがある親原発の石原。TPPに賛成の橋下と「あんなのアメリカの策略」と言った反対の石原、芸術にまったく無知な橋下と芸術を少なくとも理解している石原。この二人が統合するのである。これでは野田首相ではないが「小異でないものまで捨てるのは野合」以外なにものでない。

この2人の共通項といえば、憲法改正(悪)、天皇制復活、徴兵制復活といった国粋主義である。そのためには、原発もTPPも芸術も関係なく野合するのである。恐ろしいことである。

もし、彼らが国家権力の座につくようになれば、日本は間違いなく右傾化して、次のようなことが成されるだろう。憲法改正(悪)、天皇制復活、徴兵制復活に加えて、原発容認、学校での「日の丸」掲揚「君が代」斉唱、尊皇愛国教育、遺産全額没収、ネットなどの言論統制および文化芸術への介入など、1930年代の日本が辿った道を歩ませていくだろう。

どうしても総理大臣になりたい石原慎太郎と、どうしても道州制にしたい橋下徹という二人が作る野合に絶対に騙されてはならない。日本維新の会とは「王政復古の会」であり、「決められない政治」ではなく「勝手に決めていく政治」を目指す政党なのであるから。

水曜日, 11月 14, 2012

原発問題を答えられないヤツは国会議員になる資格はない


解散総選挙が行われることになった。

結局1票の格差と定数是正を先送りして、0増5減という形でお茶を濁して、身を削ることをしなかった。こうなれば、次の総選挙で各政党は1票の格差と定数是正に関する具体的な提案を選挙公約(マニュフェスト)に掲げなければならない。それができないようならば、少数政党といえども国政を担う資格などない。

そして、もうひとつは原発だ。これに関しては各政党だけでなく、立候補者一人一人がはっきりとした意志表示を選挙広報に明記すべきである。また、マスコミも誰々が脱原発か、廃原発か、それとも親原発かなどを国民に伝える義務がある。もし、無回答するような候補者がいれば、そいつは国会議員になる資格などない。

今の日本において原発問題を答えられない政治家など必要ないのだから。

0増5減なんて瞞し(まやかし)だ
http://k21komatsu.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html


火曜日, 11月 13, 2012

美食日記「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」(広尾)


広尾駅から商店街を抜けて明治通りに向かう途中にある「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー a nu, retrouvez-vous」。「アニュ」とは「ありのままで」、「ルトゥルヴェ・ヴー」とは「また会いましょう」という意味。私のお気に入りの店である。なにぶん「私的ミシュランガイド」で3つ星をつけられる店はここと京都の炭火割烹「いふき」だけである。

店内は天井が高く開放感にあふれ、壁にはお洒落なパステル画がいくつも飾られている。各テーブルは作りに余裕があり、落ちついて食事ができる空間がしっかりと演出されている。それゆえに、美味しい料理とそれに伴うワインで時間も忘れ、話も弾んでしまうに違いない。私も今回は友人と一緒に時計の針を見ることもなく、4時間かけて料理とワインを堪能してしまった。

料理はいくつかのコースがあるが、今回は「ムニュー ドゥ コンバレゾン」という1つの食材を2つの調理法によって比較して食べられるコースを選び、それにちょっとわがままを言わせてもらい、その日の一品からうりぼうのローストを加えてもらった。また、ワインはそれぞれの料理にマッチするものを選んでもらい、少量ずつ飲ませてもらうようしてもらった。

まず最初の1品は、ここのお決まりのいくつか穴のあいたお皿にアミューズ3点をのせる。次にカニ料理を2点、続いてフォアグラ料理2点をいただく。そのあとに、キジと栗のヴルーテ、本日の鮮魚(真鯛)とほうれん草のクーリ、そして、うりぼうのローストと美味珍膳ならぬ美味愛膳の料理を食させてもらうが、そのコース料理は、少し解りにくい表現かもしれないが、ラヴェルの『亡き王女パヴァーヌ』と『ボレロ』を足して割ったような繊細にして先鋭的なオーケストレーションを味わっているような感すらあった。

そして、このお店で感心することは料理が美味しいだけでなく、そのサービスぶりもが特筆する。今回、私たちのテーブルを担当したお兄さんは私の甥っ子にそっくりで、思わず「お前、なんでここでバイトしているんだよ」と口から出そうになってしまったが(笑)、そのお兄さんの料理やワインの説明は非常に解りやすく、こちらからの質問にもしっかりと答えてくれて、カジュアルながらも丁寧な応対ぶりに、帰り際にちょっとチップを渡したくなったほどである。

「アニュ」は先日開店3周年を迎えたが、その姿勢は守りに入る感じなどはサラサラなく、創作意欲というか前へ進もうという向上心に満ち溢れている。また、お客へのもてなしの努力も怠っていない。いわゆるグランメゾンと言われる超高級フランス料理店ではないが、斬新な料理と心憎いサービスをこれだけ楽しめるお店はさほど多くないと思う。「私的ミシュランガイド」の3つ星はもちろんキープのままである。

ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー
http://www.restaurant-anu.com/jp/index.html

写真上:キジと栗のヴルーテ
  中:本日の鮮魚(真鯛)とほうれん草のクーリ
  下:うりぼうのロースト

水曜日, 11月 07, 2012

憶えていますか、大正テレビ寄席


憶えている方も多いと思うが、『大正テレビ寄席』は1963年(昭和38年)から1978年(昭和53年)までNETテレビ(現・テレビ朝日)で放送されていた公開演芸番組である。提供は大正製薬、司会はウクレレ漫談の牧伸二で、公開録画は渋谷の東急文化会館(現・渋谷ヒカリエ)地下にあった映画館・東急ジャーナル(のちに東急レックス → 渋谷東急3と改名)で収録されていた。

小学生の頃、私はその収録に親父に連れられて何度も行ったことがある。親父は当時人気絶頂だった林家三平や三遊亭歌奴(現・三遊亭圓歌)が好きで、この2人が出る収録にはよく足を運んだ。東急ジャーナルは400人ぐらいしか入らない小さな劇場だったので、収録のときはいつも満員で立ち見もいるほど熱気に満ちていた。ここで私は三平、歌奴をはじめ桂米丸、月の家円鏡(現・橘家円蔵)らの落語を聞いた。また、漫才ではWけんじ、てんやわんや、内海好江・桂子らを、コントではてんぷくトリオ、チャンバラトリオ、東京コミックショー、ドンキーカルテットらを、漫談では東京ぼん太、牧野周一(牧伸二の師匠)を聞いた憶えがある。

大正テレビ寄席は基本的に「新しい笑いを作る」というポリシーだったために、落語は新作落語を得意とした人だけの出演で、私はここで古典落語を聞いたことがない。というより、小学生が古典落語など解るはずもないが。(苦笑)番組はとにかく観客に思いっきり笑ってもらうために、漫才・コントが多かったような気がする。そして、こうした番組の作りが後の演芸およびお笑い番組に大きな影響を与えたことは間違いない。

私は中学に入ると部活が忙しくなってしまったために、大正テレビ寄席へ行くことはなくなった。私が古典落語に接するようになったのはそれから20年も先のことであった。

月曜日, 11月 05, 2012

0増5減なんて瞞し(まやかし)だ


衆議院の解散総選挙が取り沙汰されているが、その前に「身を削る」つまり1票の格差是正・定数削減をしてもらわなくては困る。しかしながら、自民党などは0増5減だけでお茶を濁そうとしている。これではまったく身を削ったことにならない。単なる瞞しに過ぎない。

そもそも自民党は2年前の参院選のマニフェスト(政権公約)で「衆参両院の国会議員定数を3年後に722人から650人に1割削減、6年後には500人に3割削減」と掲げた。民主党も比例定数80削減を主張してきた。0増5減では両党の公約から遠くかけ離れている。

0増5減にしたところで、2009年総選挙時にあった最大2.337倍(現在だと2.4倍以上になる)格差が、1.8倍程度にしか抑えることができず、全く抜本改正にはなっていない。1票の格差は、衆議院は1.2倍以内、参議院は1.5倍以内が理想である。これは理想であり現実的ではないかもしれない。ただし、最低でも衆議院は1.5倍以内、参議院は2倍以内にするべきである。

そのためにも、早急に選挙制度改革を行ってもらいたい。もし自分たちで身を削ることができないのであれば、広く国民から知恵を出してもらってはどうだろうか。というより、マスコミもそれぐらいの案をすぐに出すべきである。